「暗黒?1年後?」
デッキーは狂ってるんじゃないかと思った。

こんなへんぴな少女にへんぴな話をされてもしんじられるはずがない。
もそは続けた。

「今、『プースー=エッチー』というやつが、π個の宝石をつかって世界を支配しようとしてるんだ。」
「ぷーすー=えっちー?」

「僕はその10年後から世界を救う為にやってきたんだ。ちなみにこの格好はぷーすーの趣味なんだ。未来では女はみんなこんな格好をしないとレ○プされてしまうんだ」
デッキーは戦いでよごれた服をはたいた。

挑戦するような目でもそを見た。

「なんで私を助けたの?私の杖がくわれちゃったじゃない!あれ高かったのよ!ヤフオクで200000も出して買ったんだから!」
もそはその迫力に一歩引いた。険悪なふいんき(笑)。

「君を助けたのは君が選ばれし者だったからだ。」
「えっ...」

選ばれた?なぜ?私が?
いろんな疑問が浮かぶ。

私が美しく、かわいく、それでいて上品だから?





もそは続けた。
「くじで」





もその頭にたんこぶは絶えない