「・・・」
しばらく私はもそという人を眺めてた。

そうしていたらもそと名乗る人物が
「どうしたの?僕の顔に何か付いてる?」

デッキーはあわてて
「え?!あ・・・いや・・・何でもないの」

そうしたらもそは笑いながら
「ああ、そうか僕がいきなり未来から来たなんて言ったから驚いてるんだね。」

別にそういうわけでもない。
なんせ格好が格好だからだ。

半 袖半ズボン、短髪でどこにでもあるような帽子をつけた人(しかも顔にばんそうこうをつけて)に未来から来たといわれて誰が信じるだろうか。その4次元ポ ケットがあったからこそまだその人が宇宙人だとわかるがそれがなければこの世界にいる人間全員もそが未来から来たとは信じないだろう。

と、私がそうこう考えてるともそは話を続け
「詳しく言うと、僕は10年後から来ました」

10年後?なんか微妙な年月だな・・・
「10年の間に何があってここに来たの?」

私は問う。そしてもそが
「実は・・・」
「1年後、この世界に暗黒が襲うんだ。」